不動産ブログ

地価公示

お知らせ

こんにちは。昨日、土地取引の指標となる「令和2年地価公示」が発表されました。

岩手県内は商業地の下げ幅が拡大しました。これはコロナの影響もあり、個人的には短期的な影響ではないかと感じています。

株価は上がり、地価は下がる。

非常に厳しい実体経済と株価との乖離については一般人としては理解しがたいものです。また、地価下落についても日常業務から感じるとして実勢価格(肌感覚)としては下落していない(上昇は無いものの、横ばい)ように感じる部分もあります。

特に住宅地に関しては、岩手医大関係で矢巾町が大きく上昇していることが目立っていますが、実務の現場では、他の地域についても少なくとも下落はしていないと感じられます。

土地を所有されている皆様は、地価公示のような指標は大変気になる指標とは思いますが、そんなに悲観する材料ばかりではありません。土地取引は売りたい人と買いたい人の、一対一の相対取引です。ちょっと極端な言い方になってしまいますが、「相場」はあって無いようなものです。

(参考資料)

地価公示

地価公示法に基づいて、国土交通省土地鑑定委員会が、適正な地価の形成に寄与するために、毎年1月1日時点における標準地の正常な価格を3月に公示(令和2年地価公示では、26,000地点で実施)するもので、社会・経済活動についての制度インフラとなっています。(出典:国土交通省HP地価・不動産鑑定より)

地価公示法

第一条(目的)  この法律は、都市及びその周辺の地域等において、標準地を選定し、その正常な価格を公示することにより、一般の土地の取引価格に対して指標を与え、及び公共の利益となる事業の用に供する土地に対する適正な補償金の額の算定等に資し、もつて適正な地価の形成に寄与することを目的とする。